ミコぴょん号

 7月になりました。暑くなりました。暑すぎです。新潟市は涼しいのかと思っていたら、信じられないぐらい厚くオフィスはクーラーがガンガン効いています。

その暑い中、新潟市から電車で1時間程でいく事ができる「弥彦村」に行ってきました。おめあては、自動運転バス「ミコぴょん号」

自動運転はニュースでは良く聞きますが、実際に自分で体験した事はありません。まぁ最近は動画もあるし、わかりやすいため、体験しなくても、どのような物かはわかってしまいます。とはいえ、体験は大事なので載ってきました。

新潟市からは、新潟駅を9時22分に出発する越後線に乗り、北吉田駅に10時19分に到着します(所要時間は約1時間)。北吉田駅からは、ミコぴょん号が10時20分に発車するため、タイミングがぴったりでとても行きやすかったです。

ぴったりすぎて、電車が少しでも遅れたらどうしようかと心配になりましたが、実際にはミコぴょん号は電車の到着を待ってから出発するとのことで安心しました。

ミコぴょん号は、電話で事前予約が可能です。座席数が7席と少ないため、予約しておくことをおすすめします。私が乗ったのは土曜日だったのですが、途中で満席になることもあり、また途中のバス停では乗れない方もいたので、かなり人気のある路線だと感じました。

人が多かったため、走行中の動画やバスの内部の写真はほとんど撮れませんでした。地元のおばちゃんたちの足として親しまれており、また座席が対面式ということもあって、みなさん和気あいあいとおしゃべりされていたため、私は静かにしていました。

ミコぴょん号は、自動運転レベル2ということで、オペレーターが同乗していました。安全性を重視しているのか、手動への切り替えも頻繁に行われていて、印象としては「半自動運転」に近いものでした。

ミコぴょん号は幹線バスではなく、幹線を補うルートを走る位置づけのようで、住宅街の中まで入り込み、センターラインのないような細い道も走っていきます。最初は「こんなところまで行くの?」と思いましたが、特に問題なく運行されており、最後のほうには自動運転であることを忘れるくらい、普通のバスのように感じました。

運転手のほかに、運営スタッフの方も1名乗車していました。もう少しお話ししたかったのですが、乗客が多かったため、あまり話せなかったのが残念です。

自動運転というと、「事故が怖い」とよく言われます。「安全」については、いずれ技術の進歩でクリアされていくと思います。ただし、「安心」の面──つまり「なんとなく不安」という心の壁を取り払うのは、簡単ではないと感じています。
そのためには、とにかく実際に体験してみることが大事だと思います。体験を通じて、「ああ、特に問題ないな」と感じることができれば、自動運転の普及も進んでいくのではないでしょうか。

実際、ミコぴょん号に乗っていた地元の方々は、まったく不安そうな様子はありませんでした。こうした地域であれば、自動運転レベル4の導入も早いのではないかと感じました。

さまざまな自治体が地方創生に取り組んでいますが、人口減少は避けられません。その中で、高齢化が進む地域で、住民が不自由なく暮らし続けるためのカギは、自動運転だと思います。
バスやタクシーの運転手不足対策、移動販売車への対応など、現在指摘されている課題の多くが解決されるでしょう。また、自動運転によって人々の行動も変化し、新たなビジネスチャンスも生まれてくるはずです。
ただし、この分野は国や自治体の支援に大きく依存しています。地方創生に資金を投じるのであれば、ぜひこの分野に力を入れてほしいと思いますが、今のところ小規模な取り組みが多い印象です。

私が免許を返納する頃には、自動運転のマイカーが当たり前になっていてほしいと、常々願っています。

さて、ミコぴょん号ですが、終点まで乗ったところ、周囲には畑や田んぼしかなく、とても暑い中、「弥彦駅」まで歩いて向かいました。
せめて、弥彦駅までバスが接続してくれたらありがたいのですが……。

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