島へ移住の話【荷物】

こんにちは。

タオソフトウェアの杉山です。
伊豆大島への引っ越しには、ヤマト運輸の「ヤマト便」とヤマトホームコンビニエンスの「らくらく家財宅急便」を使いました。
他のサービスの利用も検討したのですが、引っ越し会社のサービスを利用すると以下のような点がありました。
– コンテナを借りなくてはならず、引っ越し総額費用として20万円から25万円かかる。
– 箱は無料というところもあるが、どれくらいで持ってきてくれるのかは分からなかった。
– 荷物量の確認で事前の下見が必要と言われ、引っ越しの予定が立てにくい。
本記事では、どのようにクロネコヤマトのサービスを使いこなし引っ越したのかご紹介したいと思います。

まず最初に、ヤマト便はシンプルで難しく考えず利用できるメリットが大きいサービスでしたが、現在はサービス終了しています。
具体的には「宅急便では一箱ごとの荷物に対して伝票が必要ですが、ヤマト便は複数の箱を1つの荷物としてみなすので、伝票一枚で済む」といったサービスで、「複数口で荷物を送る際に非常に便利」だと思いました。
これを利用するためにヤマト運輸から箱をたくさん買ったり、冷蔵庫は対応できないので先述の家財宅急便を利用し別便となるので別途費用がかかったりしましたが、購入した箱代と送料など全てを合計しても税込み2万円に達しませんでした。
今後も使おうと思っていたところだったので非常に残念です。

今ここに書く方法で引っ越しをするなら、近いもので宅急便を利用することになります。
なので私が本土へ戻る際にはシンプルにコンテナを借りるか、複数箱の宅急便で移動することになると思います。
(前述の通りシンプルで難しく考えないで引っ越ししたいので、戻るときはできるだけ引っ越し業者ではなく宅急便を使いたいなと考えています。)
ヤマト便があることで対応されていたサイズや重さは、サービス終了するので宅急便でカバーされるようになりました。

サイズ縦横高さの合計重量
160160cm以内25kgまでヤマト便終了までの最大
180180cm以内30kgまで新設、1辺の最大は170cm。
200200cm以内30kgまで新設、1辺の最大は170cm。

そのため、今でも何か大きなものを買ったりするときにはパッケージのサイズをよく見るようになりました。(縦横高さの合計が200cm以内、1辺は最長170cm以内、天地無用なら1辺100cm以内、30kg以内であること!)
しかし、例えばヤマト便でできた「30万円(税込)を超える荷物の発送」は宅急便で不可とされており、全てをカバーしているわけではないようです。
ヤマト便は「時間指定できない」「取扱店/コンビニエンスストア不可」「宅配ロッカー不可」などありましたが、宅急便ほど「できること」「できないこと」が決められていなくてシンプルで、あまり深く考えず利用できたので再開してほしいなと思っています。

また箱ですが、ヤマト運輸は営業所があちこちにあるためか、地域差はあると思うものの箱を注文すると宅急便の再配達をするときに選べる最短の時間で持ってきてくれました。
梱包していてどれくらい必要になるか分からなくて3回ぐらい注文したので、とても大助かりでした。


140サイズ以上の箱がヤマト運輸にて販売されていないので、ちょうどよいサイズの箱が無い場合は140サイズの箱を複数買って加工し利用しました。

また今も使える「らくらく家財宅急便」ですが、このサービスを用いて島に持ってくるには制限があり持ってこれないものもあります。(2022年7月28日時点)
私の場合、ベッドは持ってくることができませんでした。引っ越し費用は会社持ちのため別事業者を利用し何とかして持ってくることも考えたのですが、梱包と引き取りを呼ぶのに非常に手間がかかることが分かり断念しました。

また具体的な制限があり持ってこれないものは、ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便のサイトにある「通常よりも日数をいただくサイズ」に当てはまるものは、大島へ持ってこれないものでした。
これが利用できないものとしては「大きめの冷蔵庫」「大画面テレビ」「自動車」などがあり、これらを島へ持ってくる場合はコンテナを借りることになるかと思います。また自転車などであれば、大型客船を利用することで持ってくることができると思います。(島により持ち込めない場合もあるようです。)

大島へ持ってこれないもの(「通常よりも日数をいただくサイズ」とされているもの)
– 3辺合計が350cmを超える商品
– 最長辺が180cmを超える商品
– 天地が定められたもので横幅が100cmを超える商品
– 天地が定められたもので高さが180cmを超える商品
– 2辺それぞれが100cmを超える商品

2つのサービスを運営しているのはグループ会社ではあるものの別事業者であることから理解していたのですが、本土での集荷は2つのサービスで別々なのに、大島で受け取るときは区別されないようで一緒に届きました。
令和4年7月1日現在、人口7181人の島でサービス維持は大変だと思いますが、配達の時間指定も本州と同じように考えて指定できるのはクロネコヤマトの宅急便だけなので、できるだけ今後も利用したいなと個人的には思っています。


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